蹴上インクラインの上端にあるこの貯水池。一見プールと見紛うかもしれませんが、実はここは、明治京都の市街地を横断した大プロジェクトの原点。琵琶湖疏水から東本願寺へ、防火用水を送水するための「本願寺水道」の水源地です。江戸時代、4度にわたり火事で焼失した東本願寺を火災から守るため、琵琶湖疏水の建設と共に、1897年に建設されました。これまで開かれることのなかった、知る人ぞ知る近代化遺産を、2日間限定で特別公開。あわせて東本願寺前広場では、実際に使われていた導水管が展示されます。今に残る明治の手触りを知る貴重な機会です。
イベント詳細
11/9(日)10:00-16:00
本願寺水道水源池
- 所在地
- 京都市左京区粟田口山下町 📍 Googleマップで見る
- 最寄り
- 地下鉄「蹴上」
- 竣工年
- 1894(明治27)年
- 用途
- 配水池
