建築は「生きた文化財」
──過去から未来へつなぐ体験を

建築は、街の記憶を雄弁に物語る生きた証人です。歴史や思想、美意識、そこで営まれてきた人々の時間が宿っています。そして今なお使われ続ける「生きた文化財」です。過去と現在がつながり、豊かな建築文化が未来へ続いていくために、建築を愛する人々と共に味わう、豊かな建築体験を提供します。

建築は生きた文化財

京都のモダン建築で、
まち・人・建築をつなぐ

本祭は、建物の来訪者、所有者、管理者、市民、建築家、施工者、研究者、行政がひとつの場を共有する年に一度の祭典です。それぞれの立場や関心を超え、建築を通じて接点が生まれ、まちに新しい人と人・組織と地域のネットワークが育っていく──その可能性を、ここ京都から拓きます。

まち・人・建築をつなぐ

知ることからはじめよう
──建築文化を育む学びの場へ

建築の背景に潜む思想、意匠、技術、物語を「知る」ことは、建築文化を深める第一歩。本祭では、ガイドやレクチャー、体験を通じて、学びの場を創出し、未来を担う若者や子どもに建築との出会いを届け、次世代へ建築の魅力を伝えます。知識と体験が交差する機会が、建築文化の豊かな土壌を育みます。

建築文化を育む学びの場

建物を愛する人を、
みんなで応援できる社会に

建築を未来に残すには、それを愛し、守ろうとする人々の存在が欠かせません。守ってきた人がいる。本祭は、建物所有者や保存活動に関わる人々を皆で支える社会をめざし、個人の情熱や負担だけに頼るのではなく、建築を愛するすべての人がつながり、応援し合える仕組みづくりに取り組みます。

建物を愛する人を応援

京都に貢献する
──"まち"がまるごと建築ミュージアム

伝統的な古建築から現代建築まで名建築が息づく京都は、まさに「建築のフィールドミュージアム」。地域と連携し建築文化を拡げ、まちを活性化する試みを重ねます。建築が開かれ、人が行き交い、対話が生まれる。そんな情景と交流を未来へつなぎ、京都に貢献する存在を目指します。

京都に貢献する建築ミュージアム

建物所有者支援の取り組み

参加費の一部は建築の維持活用に役立てられます
建物所有者や保存活動に関わる人を皆で支える社会に向けて。理念に基づき、パスポート・ガイドツアー・特別イベント等の参加費の一部を参加建築に還元しています。2024年度は、予算の約18%にあたる940万円を諸建築への建築維持協力金に充当。維持活用に役立てていただき、イベントへの参加が諸建築への直接的な応援になるしくみづくりを目指しています。

2025年京都モダン建築祭開催概要

パスポート公開 計4日 全56件

前期
11月1日(土)-2日(日)
10:00-17:00 22件

対象エリア:北山・松ヶ崎、中京、京都駅・七条

後期
11月8日(土)-9日(日)
10:00-17:00 34件

対象エリア:北大路、衣笠・北野、西陣、御所西、御所東、吉田・北白川、岡崎、東山

建築祭期間
2025年11月1日(土)-9日(日) 9日間
主催
京都モダン建築祭実行委員会
(京都市、公益社団法人京都市観光協会、一般財団法人京都ユースホステル協会、まいまい京都)
共催
京都市
後援
公益社団法人 日本建築家協会、一般社団法人 日本建築学会、公益社団法人 日本建築士会連合会、一般社団法人 公共建築協会 近畿地区事務局
協力
京都市交通局、京都市上下水道局、公益財団法人京都市音楽芸術文化振興財団、公益財団法人京都市スポーツ協会、京都岡崎魅力づくり推進協議会、京の三条まちづくり協議会、路上観察学会、株式会社あめりか屋、株式会社魚谷繁礼建築研究所、株式会社熊倉工務店
特別協力
公益財団法人国立京都国際会館、株式会社大丸松坂屋百貨店、株式会社長谷ビル、株式会社フラットフィールドテクノロジーズ、株式会社竹中工務店、株式会社明治大理石
パートナー
Kyoto Tourist Lounge Gion、株式会社灰孝本店、iHistory inc.、モダン建築クロニクル、コミュニティ・バンク京信、一般財団法人NISSHA財団、株式会社フラットエージェンシー、株式会社八清、ジオ・マーク株式会社、株式会社ローバー都市建築事務所、株式会社島津製作所、京都美術工芸大学

京都モダン建築祭実行委員会

実行委員長
笠原 一人(京都工芸繊維大学 准教授)
委員
以倉 敬之(まいまい京都 代表)
猿渡 毅(京都市文化市民局文化芸術都市推進室 文化財担当部長)
倉方 俊輔(大阪公立大学 教授)
前田 尚武(京都美術工芸大学 特任教授)
南 隆博(公益社団法人京都市観光協会 担当部長)
監事
飯尾 貴之(京都市産業観光局観光MICE推進室 魅力活用推進課長)
高田 光治(一般財団法人京都ユースホステル協会 専務理事)
アドバイザー
石川 祐一(京都市文化市民局文化芸術都市推進室 文化財保護課)
事務局
まいまい京都
文化庁
文化庁ロゴ 本事業は令和7年度文化庁文化芸術振興費補助金(地域文化財総合活用推進事業)の補助を受けて実施しています。
Arts Aid KYOTO
Arts Aid KYOTOロゴ 京都市「Arts Aid KYOTO」補助事業